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かつて国内外の数々のピアノコンクールで優勝し、指導者であった母から厳しい指導を受けて「ヒューマンメトロノーム」とも呼ばれた神童有馬公生は、自らの言葉により母の死のきっかけを作ったことで、それ以来コンクールで弾くと母の幻影を見てピアノの音が聞こえなくなるトラウマを患い、ピアノを弾けなくなってしまう。
それから3年後。14歳になった公生は幼なじみの澤部椿を通じ、同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合う。ヴァイオリンコンクールでのかをりの圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始める。しかし、宮園かをりの伴奏者として共演したコンクールで、演奏後にかをりが倒れてしまう。(wikiより)
<感想>
この作品は中学生や高校生、そして少し年をあけて30前後の人間に心を揺さぶる何かが込められた作品だと感じられた。
特に自由であるヒロイン宮園かをりと、不自由である有馬公生の対比は社会人なら物言えぬ何かを抱くはず。
改めて自分を見直すと、もっと何かやりたいことを探さなきゃ。とか、自分の好きに生きていこうと思えるようになったのは自分の話だけかもしれないが。
またなんといっても一番の一押しは表現だ。
さっきの話もそうだが、表現なくしていい作品は作られない。
次の画像を見て欲しい。
これは有馬公生がヴァイオリンのコンクールで伴奏を務めるシーンだ。
一体何を表しているかというと、有馬公生は集中し始めると自分の音が聞こえなくなってしまうのだ。
それを表すのには沢山の表現方法がある。
無音、視界をぼやけさせる、視点が移り変わりまくって集中できなくなっているような描写を作る、等等。
だけどここで選ばれたのは水中でピアノを弾くという表現方法。
これの何がすごいって、絵の綺麗さもそうだが、一番すごいのは無音な空間を作りつつも苦しみもがいている様を作り上げたところにあると思う。
水中では自然と皆、客観から見ればあいつは苦しんでいるんだろ、と思う。
それを無意識的に取り込んだのは本当に最高。
って、こんな本格的にアニメを見る人間なんていないんだけどな。
最後に言いたいんだけど、この作品は回りくどい表現があるかもしれない。
そういうのが苦手な方にはあまりおすすめしない。
似たような作品にTARI TARIという作品があるから、そちらを見たほうがいいかもしれない。
ってことで今回はおしまい。
こういうこと書いて欲しいとかあったらコメントでどうぞ。
それを反映していくのでよろしくお願いします。
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