今回はライトノベルの感想を綴ろうと思っております。
今のところ恐らく4桁近くライトノベルを所有しております(そのうち読んでいるのは半数以下だけど)。
その中でも際立って面白いと思った作品を紹介しながら感想を書いていきたい。
そして今回紹介したい本は
こちら。
『青春ラリアット』
あらすじ
「行くぞコノヤローッ!」どこかの有名レスラーばりにマイクコールをし、全校朝礼の場で公開告白をした月島。その結果は――当然、停学処分となったのだった。バカの日本代表、月島を心配する者が一人。友人の宮本である。宮本は傷心の月島を見舞う事に。その道中で出会ったのが、整った顔立ちながら愛想の欠片もない無表情の少女、長瀬だった。どうも、長瀬は“あの月島”に惚れているらしい。その事に驚きつつ、自分に対してなぜか横柄な彼女に怒りも覚える宮本だった。この奇妙な三角関係が、風雲嵐を巻き起こす事になり――?(wikiより)
<感想>
まずなんと言ってもこの作品で欠かせないのが長瀬瑞希の秀逸なボケ。
ストーカーして主人公と出会い、出会い頭に無礼なことを浴びせてくる一風変わったヒロイン。
彼女はどうやら筋骨隆々な月島薫という主人公
宮本圭太の親友に恋しているらしい。
まあ出会いにしろ、設定にしろ、何ら変わった面白さは感じられないかもしれない。
だけここでは表せられない面白さがある。
それが
長瀬瑞希の言い回しだ。
こちらを見てもらいたい。
まだ長瀬がまともに月島と会話できない時期、月島が恋している女の子が変な男に言い寄られているということで、それを聞いた月島が暴動を起こそうとしている場面のことである。
「宮本先輩は、月島先輩がこれからやろうとしていることをどう思いますか?」
「どう思うって……」
「私は正直なところ、あの雌豚のために月島先輩が何かをするなんて、想像しただけでムカつきます。有無も言わさず撲殺して、精肉店に売り飛ばしてやりたい感じです。しかし、雌豚が幸せになれば、私と月島先輩の愛を阻むモノは最早存在しないのもまた事実――――」
「いつの間にお前ら愛し合うようになったんだよ」
いつからこんなヒロインが存在したんですかね。
全てをいい方向にとらえ、妄想して変顔する系ヒロイン。
冷静沈着にこういった馬鹿げた事を言われると、くすりとしてしまうものがあります。
はたまた場面を変えて、帰宅途中アイスを頬張っている長瀬が主人公の宮本についていく場面。
「はうはひはひはは」
斜め後ろを歩く長瀬がアイスをかじりながら言うが、
「何言ってるかわからんないから、食べるか喋るかどっちかにしろ」
「……あぐあぐ」
「――食べるの優先かよ!」
こういったことを平然としていくヒロインに笑顔にならない人間なんていない。
私はそう思いますね。
こういった感じで、女の子が女の子らしくない行動をするのが笑いのツボをくすぐります。
少しでも気になった方は書店で立ち読みするなりしてからでいいので、是非とも購入してみてください。
ただし注意が必要です。
この作品、どういったわけか今のところ活動が止まっております。
そのため完結しておりませんので、最終的な展開をご覧になることはできません。
だからこれは日常系アニメみたいな感じでちらりと読むのをおすすめします。
是非ともご一読してみてください。
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